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葬儀の流れ

<仏教の場合>

《上越地域の葬送の儀式について》
上越の地は古来から仏教と非常に強い関りを持った地域です。
1207年に親鸞聖人が越後国府(今の直江津)に上陸し、その後7年間上越の地で妻恵心と長男と3人で暮らしていたこと。
戦国時代に春日山で生まれた天才武将上杉謙信が厚く仏教を信仰し、自らを毘沙門天の化身と信じ、仏教を大切に保護していたこと。
江戸時代に入り徳川家康の6男松平忠輝が高田藩を築き、城下に寺院だけを集めた寺町を造り、
現在も65の寺院が通りを挟んで2列に配置されている寺町があること。
このような歴史的な史実から見て、上越地域はそこに暮らす人々の仏教感が強く義に厚く、しきたりを重んじる地域と言えます。
その地域性が葬儀式へもしっかりと反映されて根付いており、全国的に見ても伝統を継承した儀式と供養を執り行う地域と言えます。

  • 臨終

    病院
    医師から死亡診断書をもらう。
    ベルこばやしへ電話をする。
  • ご遺体の搬送

    自宅又はホール
    ご自宅かセレモニーホールへ故人をお連れし お布団に寝かせ安置する。
  • 枕お経

    自宅又はホール
    故人が不安にならない様に「これから浄土へ案内します」との意味が込められているお経を上げる。
    通常家族だけで行う場合が多いので、服装は平服でよい。
  • 今後の打合せ

    自宅又はホール
    葬儀社(ベルこばやし)の担当者と通夜式、葬儀式、初七日法要、の日程
    それに伴う様々な事を打ち合わせる。
    (べルこばやしは同一担当者が全てが終わるまで一貫してご家族のサポートをします)
  • 納棺の儀式

    自宅又はホール
    故人が浄土へ旅経つ前の準備としてご家族と親族で執り行う大切な儀式。
    故人の御着替えを行い故人が好きだった洋服や品物も棺へ入れる。
    家族と親族が故人の死を受け入れる為の所作でもある。
    近年は納棺士が行う事もある。
  • 通夜式

    ホール
    故人とのお別れに集まった親族と親しい人達が皆で食事をしながら、故人の思い出話を語り合いお寺様の仏教のお話を聞きながら過ごす供養の一夜のことである。
    近年は読経、焼香の後にお寺様の法話を聞きその後、親戚、近隣、友人で夕食を共にして故人の思い出を語り、ひと時を過ごす。
    その後、家族だけで故人と一夜を共にする。
  • 葬儀式 告別式

    ホール
    葬儀は、家族、親族、友人、知人が
    故人の冥福を祈り故人が浄土で成仏するために祈りをささげる儀式である。
    告別式は、知人、友人が故人に対し永遠の別れを告げる野辺おくりの儀式である。
    近年では“葬儀告別式”としていっしょに執り行い、故人と生前にご縁を持った人達が集まり故人の冥福を祈り別れを告げる重要儀式である。
    弔電や弔辞は式の途中で拝読される。
    儀式の最後は喪主のご挨拶をもって終わる。
    近年では儀式の直後に故人の思い出のDVDの上映を行う事も多い。
    *「香典」は通夜式か葬儀式のいずれかでご家族へお渡しする香典袋には「御霊前」と記す。
    近年は式場受付でお渡しして返礼品を受け取る。
  • 出棺

    ホール
    葬儀式へ参列の皆様と親族が全員でお花をお棺へ入れながら故人のお顔を見てお別れをする。
    その後、親族のみで時間の許す限りお花やお手紙をお棺へ入れ故人とお別れをする。
    棺は親族の手で霊柩車へ運び、故人の親族から参列者へご挨拶を頂き、斎場へ出発する。
  • 火葬

    斎場
    ご家族、親戚、故人と近しい人が斎場へ行き、皆で最後に故人とお別れをする。
    その後、ご寺院様に短いお経を上げて頂き火葬となる。
    御骨になるまでの1時間半から2時間の間は斎場へ来た人全員で軽い飲食をしながら故人の想いで話などをして過ごす。
    火葬が終わると故人の御骨を全員で拾い改めて故人が仏になった事を認識する。
    その後、初七日法要の式場へ移動する。
  • 初七日法要

    ホール
    故人がお骨になってから初めて行う法要。
    「極楽浄土へ無事に行けますように」との意味が込められている葬儀後7日目に行う法要であるが、近年は「繰り上げ法要」として火葬の後に遺骨を迎える還骨勤行と合わせて、セレモニーホールか自宅で執り行うことが多い。
    ご家族、親戚、故人とごく近しい人が参列する。お寺様のお経、焼香と続く、焼香の際にお賽銭を上げるので100円か500円玉を用意する。
  • 初七日お斎

    割烹
    ご家族、親戚、知人、近隣、お寺様とで故人をしのびながら料亭で和食のフルコースを頂くのが一般的。喪家が、参列者の皆様の労をねぎらう意味も込められている。
    出席者へは予め喪家(喪主)から参列頂く旨の連絡をする。
    喪主はお斎の最後にお寺様へ通夜式葬儀式のお布施を持参する。喪家は参列者へ引き出物とお菓子を用意する。
    *お斎に声がかかった方は遠慮せずに参列するのが礼儀。
    香典とは別に「ご仏前」(相場2万円)を包むのが一般的。
  • お寺参り

    寺院
    「故人の葬儀が滞りなく終わりました」と仏様に報告へ行く。そして、「これからも檀家として宜しくお願いします」とお寺にご挨拶をする大切な行事。
    菩提寺の本堂でお経を上げて頂き焼香をする。
    お賽銭(志)と仏様に備えるお花を用意する。
    葬儀終了後、翌日に菩提寺へ行くのが基本であるが、
    近年は火葬中にお寺参りを行うこともある。
    家族と近しい親族で行う。
    *お寺参りのお花は(べルこばやし)でご用意します。
  • 御壇引き49日法要

    自宅
    亡くなった日から49日目に自宅の中陰壇を取り払い「故人は無事に浄土へ行きました」と家族と親族が参列してお寺様にお経を上げて頂く法要で、この日が忌明けとされます。
    その後、お寺様と参列者全員で一連の葬送の儀の労をねぎらい故人を偲びながら料亭などで和食のコースを頂く。
    喪家は引き出物とお菓子を用意する。
    *参列者は「御仏前」(相場2万円)を包みご寺院様へは「志」を包む
  • 納骨

    自宅-寺院
    自宅に安置、供養していた遺骨をお墓へ納める法要。
    一般には49日の忌明け法要の時に行うが1周忌に執り行うこともある。
    ご家族、親戚だけでおこなう。

臨終~納骨 約1ヶ月間

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